日本家屋の素晴らしさを体験

日本家屋に特有の、伝統的な部屋「和室」

室町時代の武家からの流れである書院造は、一説にはその基底には禅の精神が流れていると言われている。千利休が説いた「わび」「さび」の精神も床の間をはじめとする書院造の和室、禅の精神と通じるものがあり、畳のある和室にいると精神が落ち着き、静かな自分をみつめる時間を感じることができます。
飛香荘の和室
(大工棟梁の義父’西宮市技能功労賞’が描いた飛香荘の和室)

我孫子道駅近く古民家 飛香荘coffeeの和室をご紹介

床の間(とこのま)
我孫子道飛香荘床の間
日本の住宅のうち格式を高めた客間などに設けられる一定の空間。
床の間は畳の室内で一番いい場所に位置しており、とても神聖な場所とされています。

飛香荘にあるのは
本床(ほんどこ)

本床は、床の間の形式で最も格式高い
正式なもの。 床の一部を一段高くして、畳などを敷き、前方には床框(とこがまち)がつけられている。

床の間を構成する4つ

床柱(とこばしら)
床の間の片方の柱のことで、通常の柱よりも立派な見た目をしている柱

床板(とこいた)
床の間に張る下板のこと

床框(とこがまち)
床の間を正面に見た時に下部に見える横木のこと。横木がない床の間もある。

前板(まえいた)
床の間と畳の間にある板畳を指します。

書院造(しょいんづくり)
飛香荘出書院
日本の室町時代から近世初頭にかけて成立した住宅の様式。書院を建物の中心にした武家住宅の形式のこと。

狆潜り(ちんもぐり、ちんくぐり)
飛香荘ちんくぐり
「狆潜り」とは、床の間のわきを仕切る壁の下方にある吹き抜けのこと。犬潜りとも呼ばれる。 狆(ちん)は奈良時代に朝鮮半島から聖武天皇に贈られてきた犬である。 江戸時代には大奥で飼育され始めたことから始まって、各地の大名がこぞって飼育していた。狆が遊ぶための空間から、ちんくぐりという。

違い棚(ちがいたな)
2枚の棚板を段違いに設置し、その間には海老束と呼ばれる短い柱が取り付けられる。
室町時代に起源があり、書院造の座敷飾りとして用いられるように。

飛香荘の違棚、天袋

天袋(てんぶくろ)
「書院造りの和室、床の間脇にある違い棚の上部の戸棚」のこと。
商家、武家で用途やサイズに違いがある。
商家の天袋は、9寸(27センチ)
武家は、9寸2分(27センチ6ミリ)
武家の天袋は、商家より2分(6ミリ)大きいそうです。
※サイズについて:木造建築大工の義父から生前、聞き知ったものです。

雪見障子、猫間障子(ゆきみしょうじ、ねこましょうじ)
飛香荘雪見障子
障子の下半分にガラスがはめられた障子のこと。 部屋にいながらにして、庭園の外に積もる雪を眺めることができたことからこの名が付けられています。 また「雪見障子」のガラス部分の内側に小障子がつけられ、上下に開閉することで外が見えるものもありますが、これは「猫間障子」といって「雪見障子」と区別されています。

欄間(らんま)
飛香荘欄間
欄間は日本の伝統的な建築様式の一つで、天井と鴨居の間にある開口部分に入れる彫刻板のこと。家の品位を高める装飾品としてだけではなく、採光と風通しを良くし、湿度の高い日本でも快適に過ごせる役割もあります。

縁側(えんがわ)
飛香荘縁側
かつての日本住宅によく見られた伝統的な建築様式。屋内と屋外との間にある板張りの空間のこと。屋内であり屋外でもある、内外両者をさりげなくつなぐ役目をしている。ところが日本家屋の狭小化に伴い、古くから残る住宅以外では見られなくなっています。

前室(ぜんしつ)
飛香荘前室
踏込と主室を繋ぐ、風除室のような役割があります。
おもてなしの間(ま)として、その奥にある和室の風格を高めると言われています。